2025/11/03 00:53



「あと10年若かったなら」

ふと、そんな言葉が胸をよぎることはありませんか。

 やり残したこと、選ばなかった道。 振り返れば、眩しいほどの可能性がそこにあったように思えて。

けれど、きっと10年後の私たちも、まったく同じことを言うでしょう


 「あの頃が、一番若かった」と


私たちは、気づかぬうちに「いつか」という未来を待ち続けてしまいます

 「もう少し余裕ができたら」 「肩の荷が下りたら」

そのいつかは、残念ながら、待っているだけでは永遠に訪れません

人生の円熟期を迎えた今だからこそ、 心の奥にある、小さな火種にそっと息を吹きかけてほしいのです

夢を追うことは、若さの特権ではありません。 むしろ、痛みも、挫折も、涙の味も知った私たちだからこそ、 その夢に「深み」と「真実」を与えられるのです

確かに、身体は思い通りにならぬ日もあるでしょう。 けれど、心まで老いさせる必要はありません。

心が動けば、人生は何度でも色づき始めます

これからの10年をどう生きるかで、 これまでの10年の意味さえも決まるのです

だから、後悔しない生き方を選びたい

もしも道に迷ったら、思い出してください


【未来のあなたが、眩しそうに、今のあなたを見ている】 ――その事実を


あと10年若かったら、色々な事ができますね

でもこれから先の10年後、同じセリフを、きっといいますよ


だから「今」なんです


ルシファーリゲル兎命